2016年6月9日木曜日

iPS細胞

 おはようございます!(^^)!先日のiPS細胞に関する新しいニュースをご覧になられましたか
  同じ病気の患者を対象に、事前に他人から作ったiPS細胞を網膜細胞に変えて患者に移植するようです。勿論、世界初です。 事前に他人から作ったものを使用することで移植までの期間が短縮できます。これまでは自身の細胞からiPS細胞を作成していたため、少し時間がかかったようです。これからの研究も目が離せませんね!

 ところで、iPS細胞ってどのような細胞かご存知でしょうか?「名前はもちろん聞いた事があるけど実はあんまり…」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

 【iPS細胞】
人間の皮膚などの体細胞に、極少数の因子を導入し、培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化します。 この細胞を「人工多能性幹細胞」と呼びます。英語では、「induced pluripotent stem cell」と表記しますので頭文字をとって「iPS細胞」と呼ばれています。 名付け親は、世界で初めてiPS細胞の作製に成功した京都大学の山中伸弥教授です。

         *京都大学 iPS細胞研究所 CiRA(サイラ)より引用

おまけ
 iPS細胞の「i」だけなぜ小文字かご存知ですか?普通なら「IPS細胞」としますよね。実はここに山中教授のユーモアが隠れています。当時世界中で人気の携帯音楽プレーヤーのiPodみたいに、iPS細胞が世界中に広まって人々の役に立つよう』という願を込めて、最初の英字を小文字の「i」にしたそうです。