2016年6月30日木曜日

ガンにかからない動物~その3~ 「素っ裸なネズミ」

ガンにかからない動物シリーズの最後を飾るのは、素っ裸なネズミです。
彼女の名は「ハダカデバネズミ」。


 まさに、そのまんまの名前。見た目は流行りのキモカワ系でしょうか。通常、ハムスターなどのネズミは寿命が2~3年なのですが、このハダカデバネズミはその10倍の30年程度生きるようです。さらに、前回にもお話しした「体が大きく長生きな動物はガンにかかりやすい」という説に反して普通のネズミはすごくガンにかかりやすいのです。しかし!このハダカデバネズミは細胞がガン化するのを防ぐシステムを持っており、ガンになりません。恐るべし、ハダカデバネズミ。。。

 ガンにならないネズミがいて、人間が研究しないわけがありません。もちろんたくさん研究されているみたいです。調べてみると、最近ハダカデバネズミの細胞を用いてiPS細胞の作製に成功したようです。下にリンクを貼っておくのでよければ目を通してみて下さい!(^^)!

http://www.hokudai.ac.jp/news/150611.pdf

 ガンにかからない動物シリーズはいかがでしたでしょうか?私自身、動物がガンになるどあまり考えた事がなかったので、今回とても勉強になりました。面白そうな記事があればどんどん紹介していきますので、今後も楽しみにしていてください!(^^)!

参照記事
http://www.bbc.com/earth/story/20151031-the-animal-that-doesnt-get-cancer

2016年6月28日火曜日

訪問リハビリより

新緑が雨を受け日に日に色を濃くし、夏の到来が待ち遠しい今日この頃です。
昨日の晴天とは打って変り、今日から雨が続きそうですね。
蒸し暑かったり、朝晩は空気がひんやりしたりと、気温の変化がありますが、
体調崩されていませんか?



さて、本日は訪問リハビリよりお知らせがあります!
しばらく空きがなくご迷惑おかけしましたが、この度、訪問リハビリスタッフが増員となりました!!

ここで少し自己紹介させてください。
昨年5月までは通所リハビリで勤務していた作業療法士の平田です。
約1年産休・育休をいただいておりました。6月より復帰し、訪問リハビリで勤務しています。
1年のブランクで体力の低下をひしひしと感じています。。。
以前はずっと病院勤務だったので、訪問分野は初めての経験となりますが、
利用者様の生活がより行いやすくなるよう、一緒に頑張っていけたらと思います!
よろしくお願い致します。
 


現在、訪問リハビリスタッフは
PT常勤2名
OT常勤1名
ST非常勤1名
(うち男性1名、女性3名)
の体制となっています。
利用者様のニーズや状態に合わせて担当させていただいています。


訪問リハビリでは、例えば。。。

・退院直後でご自宅での生活に不安があり、動作を安定させたい
・体力低下や痛みがあり、外出できない
・家事や買い物などの役割活動が病気等の関係で行いづらくなった
・加齢や病状の悪化により、現状の生活動作方法では生活しづらくなった

等の様々な方を対象としています。
上記のようなお悩みをお持ちの方や、訪問リハビリが気になる方は
ご担当のケアマネージャーさんにお尋ねください。




では、梅雨明けまでしばらくありますが、暑い日は水分補給をしっかりして
体調崩されないようお気をつけくださいね。


作業療法士 平田





2016年6月21日火曜日

ガンにかからない動物~その2~「200歳のクジラ」

 おはようございます!(^^)!前回のブログの続きを書きたいと思います。今回は「200歳のクジラ」です。私自身もクジラは大きいし長生きかな?と考えていましたが、中には200歳以上も生きるクジラがいると知って驚きました。そのクジラは「ホッキョククジラ」です。


 これだけ体も大きく、長生きするとなると前回のブログで説明した「体が大きく、長生きする動物は細胞がガン化すやすい」という理論により、ホッキョククジラもガンになることが容易に想像できます。ニューヨークにある大学では、ホッキョククジラの細胞を人工的にガン化させようと試みていますが、いまだ細胞をガン化することができません。人の細胞をガン化させるのは簡単なのに、ホッキョククジラではできない理由がわからないようです。
 今後も研究を続け、メカニズムが分かり次第まずはマウスに導入する予定のようです。マウスへの導入が成功すればいずれは人にも導入されるようになるでしょう。
 次回は「素っ裸ネズミ」を紹介します!先に写真だけ。。。
 

参照記事
http://www.bbc.com/earth/story/20151031-the-animal-that-doesnt-get-cancer



2016年6月20日月曜日

オーシャンブルー。心身の健康と調和を求めて・・・

みなさん、こんにちは。
梅雨に入りしてジメジメとした湿度の高い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は、この昼間の湿度の高さにやられそうでやられない毎日を送っていますが、ここ一か月以上趣味である釣りに行けず、ストレスが少し溜まっています。笑 精神的な癒しが必要なのでしょうか。笑  須磨のほうへ釣りへ行った友人から、瀬戸内海の画像が送られてきました。

いやぁきれいですね。
私も、行きたくなってきました。いまならアジ、イワシなどの回遊魚はもちろん、投げ釣りでキスやタコも釣れることでしょう!

その前には、昔在籍していた先輩が結婚されて、新婚旅行へモルディブに行ってこられたとのことで、画像が送られてきました。私もいつか・・・笑
それがこれです。
 
モルディブといえば、きれいな海はもちろんですが、水上コテージ、ダイビングですね。
いつか、行きます。笑
そう考えると、私は海が好きなんだなぁと思います。海のオーシャンブルーが、心の調和をもたらせてくれます。
 
そうこうしているうちに6月も終わり、7月ですね。
当院には腰痛の患者さまが多く来院されるのですが、一つに姿勢が影響していると思います。
確かに、身体の柔軟性や筋力、精神的な低下も、もちろん影響していると思われますが、姿勢も大事な要因の一つかと思われます。
そういっている私も姿勢は良いほうではなく、なで肩で猫背です。昔からよく、猫背に気を付けてしっかり胸を張って歩きなさいと親に言われたものです。猫背であると肩こりにもなりやすく、肩こりの原因の一つの肩の前にある大胸筋が縮こまるようです。猫背と肩こりと腰痛は、何か相関していると考えます。
 
先日、気になるニュースがありました。それが・・・
「猫背対策はどうするか・・・」
仕事が事務職で座って肩こりや猫背に悩まされているそこのあなた。また、それ以外の腰痛を抱えているあなた。ぜひお試しあれ。梅雨を乗り越え、心身の健康と調和を図ってください。
 
リハビリ科 M


2016年6月18日土曜日

記憶力の低下を防ごう!

 おはようございます!(^^)!今日は天気も良く、朝は涼しいのでまさに運動日和!というとこでしょうか。
 さて、今回は運動と関連した記憶力のお話です。「記憶力」といっても大まかに3種類に分類できるのですが、そのなかの「長期記憶」に関してです。この記憶は脳の「海馬」という部位が関連していると言われています。この「海馬」に注目した研究が記事になっていたので少しご紹介させて頂きます。
 
【研究内容】
 ボランティアで集まった120人を①週3回、1日40分歩く。②ストレッチと筋トレだけを行う。という2グループに分け、1年後に脳の画像比較と記憶力テストを行いました。

 【結果】
 脳の画像比較では、①グループで長期記憶と関連のある海馬の体積が約2%増大し、②グループでは約1.4%減少しました。
 記憶力テストは両グループで何らかの改善が見られ、①グループでは海馬との関連のある項目が改善されていたようです(記事にはテストにどのようなスケールを使用したか記載はありませんでした)。

 今回の研究では、負荷の大きくない適度な有酸素運動が海馬を増大させ、記憶力改善に繋がるという結果が得られました。この記事で大事なポイントは「適度な歩行(有酸素運動)」です。これを機に、ウォーキングしよう!という方は頑張りすぎず、息切れがないような歩行速度で行ってください!(^^)!

参照記事「Moderate exercise such as walking 'boosts memory power'」

http://www.bbc.com/news/health-12325285




2016年6月11日土曜日

ガンにかからない動物~その1~

 おはようございます!(^^)! BBCより面白いニュースを見つけたので少しご紹介します。今回は「ガン」についてです。(✳︎ここでの「ガン」はある特定の部位のがんを指したものではありません)

  ガンは人に限らずネコ、犬、サメなども罹患します。ガンというのは正常な細胞が突然変異を起こし、増殖して悪さをします。個体差はありますが長く生きれば生きるほど、細胞が突然変異を起こしやすくなります。また、背の高い人ほど僅かにガンに罹りやすい傾向にあり、これは犬にも当てはまるようです。
 

  ただし、中には例外もあります。その一つは「ぞう」です。ぞうは人間よりも3百万も細胞数が多く、また寿命は人間と同程度です。しかし、ガンの罹患率はとても低くガンで死亡するのは約5%です。人間の5人に1人はガンで亡くなることと比べると、驚くべき数字ですね。どうやらぞうは、ガンをやっつけるp53という遺伝子をたくさん持っているようです。人間も持っているのですが、ぞうに比べ1/20だそうです。さっきの数字が納得できますね。 

  この記事にはまだ続きがあって、「200歳まで生きるクジラはガンにかかるのか」や「ガンにかからない素っ裸なネズミ」など面白いのですが、一回で全部ご紹介するには少し長いので今回はこの辺にしておきますf^_^;) またご希望があれば続きを紹介させて頂きます!
 すぐに続きを読みたい!という方は、リンクを貼っておきますのでご覧ください☆

「THE ANIMAL THAT DOESN'T GET CANCER」
http://www.bbc.com/earth/story/20151031-the-animal-that-doesnt-get-cancer


2016年6月9日木曜日

iPS細胞

 おはようございます!(^^)!先日のiPS細胞に関する新しいニュースをご覧になられましたか
  同じ病気の患者を対象に、事前に他人から作ったiPS細胞を網膜細胞に変えて患者に移植するようです。勿論、世界初です。 事前に他人から作ったものを使用することで移植までの期間が短縮できます。これまでは自身の細胞からiPS細胞を作成していたため、少し時間がかかったようです。これからの研究も目が離せませんね!

 ところで、iPS細胞ってどのような細胞かご存知でしょうか?「名前はもちろん聞いた事があるけど実はあんまり…」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

 【iPS細胞】
人間の皮膚などの体細胞に、極少数の因子を導入し、培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化します。 この細胞を「人工多能性幹細胞」と呼びます。英語では、「induced pluripotent stem cell」と表記しますので頭文字をとって「iPS細胞」と呼ばれています。 名付け親は、世界で初めてiPS細胞の作製に成功した京都大学の山中伸弥教授です。

         *京都大学 iPS細胞研究所 CiRA(サイラ)より引用

おまけ
 iPS細胞の「i」だけなぜ小文字かご存知ですか?普通なら「IPS細胞」としますよね。実はここに山中教授のユーモアが隠れています。当時世界中で人気の携帯音楽プレーヤーのiPodみたいに、iPS細胞が世界中に広まって人々の役に立つよう』という願を込めて、最初の英字を小文字の「i」にしたそうです。


2016年6月6日月曜日

またまたカレー!

 おはようございます!(^^)!朝晩はけっこう冷える日が多いですね!みなさん、風邪をひかないように気をつけてください。
 さて、今回の食べ物ブログ。またまたカレーです。芸がなくてすみません。バカの一つ覚えとはこのことですね。しかし!これまたおいしいカレー屋さんです。今回は「森林食堂」さんに行ってきました。
 立地は正直良いとは言えません。京都の二条駅下車し、徒歩10分。京都在住の方なら迷わずたどり着くでしょうが、そうでない方は少し迷うかもしれません。今回も開店10分前に到着。しかしすでに4組並ばれていました。人気店恐るべし。


 店内は「森林食堂」の名前にふさわしく、ボタニカルで少しエキゾチックな雰囲気。優しそうなマスターと「THE 関西人」という感じのとても親しみやすい女将さんがいらっしゃってとても落ち着きます。


 カレーは合いがけも可能で、猪肉カレーなど少し珍しいものもありました。また、写真に少し写っていますがビールの種類も豊富でした。私は今回ホウレンソウのキーマカレーとタンドリーチキンを注文しました。キーマカレーは少しピリッとしますが、多少辛いものが苦手な方でも大丈夫な辛さだとおもいます!また、タンドリーチキンが柔らかくて絶品でした!
 

2016年6月2日木曜日

「疑う」ことについて

 おはようございます。ここ数日、暑さも少し落ち着き過ごしやすい日が続いていますね!(^^)!

 さて、今回は「疑う」ということについて。私自身、物事の真偽を問う際に鵜呑みにするだけでなく、「疑う」というプロセスはとても大切だと思います。かの有名な哲学者、デカルトも物事を疑いに疑いつくして「物事を疑っている自身の存在は疑うことのできない事実だ(我思うゆえに、我あり)」という真理に到達しました。ちょっとここまで疑いつくすと常人では精神錯乱に陥ってしまうかもしれませんが(*_*)
 
 現代には(きっと昔からですが)、めちゃくちゃ怪しい物がたくさん存在します。たとえば今話題の「水素水」。ある会社は水素水の分子式(水素水の形)を模式的に表していましたが、果たして水の構成元素である酸素にそんなたくさん水素が結合することが可能なのでしょうか?高校化学を習っていれば、「おかしいな?」と疑うことができます。これがよくわからい小さな会社が販売しているならまだしも、某大手の「伊〇園」からも販売されています。販売しながらも、水素水の効果についてはめちゃくちゃ曖昧な回答しかしていません。このように効果がはっきりとしないのに商品として売り出しているのです。
 今回は一例として「水素水」を取り上げましたが、世の中にはまだまだ疑わしいものが蔓延っています。うたい文句にすぐ飛びつくのではなく、一度疑いの目を向けて真偽を確かめることも必要かもしれません。