2011年5月24日火曜日

姿勢と介助

ご無沙汰しております.
PT Y です.

私たち,田中外科リハビリテーション科では,介助を要する方やそのご家族の方に対し,介助方法の提案も行わせて頂いています.

介助を安全に行うために…
どのように介助を行ったら,お互いにとって楽に安全に行えるのか…

ベッドからの起き上がり,ベッドから車いすへの乗り移り,ベッドからの立ち上がりなど,介助を必要とする場面は様々です.
生活をしていく中では,毎日の事であったり,1日の中でも何度か介助を必要とする場面があるなど,頻度も様々です.
そのような中,介助者の多くの方から,腰痛などに悩まされているというお話を伺います.

腰痛を防ぐために,重要なことは,安定↓姿勢で動作を行う事であると考えられています.

姿勢が不安定になると,腰や背部など,局所の筋肉に過剰な負担がかかり,腰痛の原因になってしまいます.

安全に,安定して,腰痛等を予防しながら介助を行うためには,介助者の姿勢が安定していることが大事になってきます.

そこで今回から,姿勢の安定性に影響を及ぼす因子について,少しお話しさせて頂きたいと思います.
姿勢を安定させるためには・・・
1.重心の高さ
2.支持面の広さ
3.支持面の中での重心の位置

の3つの要素が大切と考えられています.

それぞれの要素についての説明は,また次回・・・.

ご期待下さい!!

PT Y

2011年5月19日木曜日

言語室より・・・・つづき

言語リハビリのつづきです.

前回はどんなリハビリをしているかについて,お話をしました.

呼称訓練についてお話をしました.


失語症の患者様は,絵カードを見て,口頭表出(呼称)に困難を示される方が
多くいらっしゃいます.

絵を見てもなかなか ことばに出せない!!!


そんな時は,比較的障害されていない たとえば,書字,音読を先に

行ってから,絵カードをみて呼称してもらいます.



先に出来やすい事を行って,頭を刺激してから,

出来にくいことを出来やすくします.

(出来ないことばかりしていると,停滞して効率がわるくなるからです)

①プリント



このようなプリントを使ってリハビリします.

ST Iでした.

2011年5月12日木曜日

言語室より

言語聴覚療法って何をしてるの? どんな事をするのか ご紹介したいと思います.


脳梗塞等により ① 聞く ②話す ③読む ④書く


が障害されます。障害された場所により、①~④の障害の程度は違います.


訓練は・・・・ 呼称:絵カードや実物を見て,その名称を答えてもらいます。



絵カード






 このようなカードを見て答えていただきます。

 また,見たものを口頭だけではなく,紙に文字を書いていただいたりもします。



 絵を見て 
  ↓
 声を出して言う 
  ↓
 自分で言った言葉を耳で聞く(フィードバック)
  ↓
 文字(単語)で書く 






 このようにリハビリを行います。