ここ数日6月としては異例ともいえる,暑さが続いています.
この暑さの中,皆さんどう過ごされていますか.
暑くなってくると,「熱中症に注意してください!!」
という呼びかけがよく聞かれることと思います.
私は日々,訪問リハビリテーションにてご利用者様の
ご自宅にお邪魔して, リハビリをさせていただいています.
そこで、暑い日々が続くなか,厚着をされている方,
水分を日頃からあまり摂取されずに過ごされている方,
部屋を閉め切っておられる方を見かけることがあります.
熱中症は,何も外出されている方,運動されている方だけが
起こしやすい訳ではありません.
熱中症が起きる場所は、ある調べによると,
屋内33%、戸外43%、運動中14%、救急車で救急・救命センターに
運ばれるような重症の熱中症患者の60%は室内で起こるそうです.
このことからも,屋内でも熱中症を予防していく必要があります.
対応策として・・・
1.水分摂取(スポーツドリンク)喉が渇かなくてもこまめに飲む
→水分制限が必要な方は注意が必要です.
2.吸湿性の良いゆったりした服装をする(汗をよく取る服装)
3.黒い色の服や、長袖は避ける(体温が上がる)
4.自宅では窓を開けて風通しを良くする
5.自宅では時々室温を測る(体感ではなく実際の温度を測る)
→気温が30度以上、湿度が60%以上なら要注意。
6.体温計で検温し、37.5度以上なら熱中症も考慮する.
→日頃の体温との変化も大切
などがあります.(あくまでも一例ですが・・・)
訪問リハでは,熱中症対策の為に,新たに温度・湿度計を
今回購入しました!!!
なんと!!!ボタンを押すだけで,湿度・温度がでる優れものです☆
これを活用して,ご利用者様の熱中症が予防できるよう,
働きかけていきたいと思います.
皆様もこれからが,夏本番です!!!今年も暑い夏を,
しっかり体調管理して乗り切っていきましょう!!!
PS...次回のTSC通信にも熱中症について書かせていただいています
2011年6月18日土曜日
リハボ通信06
利用者様とスタッフが一緒になって行う「集団体操」をご紹介します。
今回は、「棒体操」です。
イチッ、ニッ、サンッ・・・と、かけ声をしながら、一つ一つの動きを大切に、いろいろな動作(体操)をしていきます。
出来るだけ広いスペースで、しっかりと運動して頂くために、テーブルを折りたたみ、椅子も移動して、楽しみながら安全に活動出来るように工夫しています。

棒は、新聞紙を丸めて棒状にして、ゴムテープを巻きつけて作っています。
程良い握り心地で、ついつい肩や足をたたいて体をほぐされる方が多数・・・(笑)
自宅でも行えるように、このような説明書も作っています。


運動する習慣を身につけて、元気な体をつくっていきましょう。
理学療法士K
今回は、「棒体操」です。
出来るだけ広いスペースで、しっかりと運動して頂くために、テーブルを折りたたみ、椅子も移動して、楽しみながら安全に活動出来るように工夫しています。
棒は、新聞紙を丸めて棒状にして、ゴムテープを巻きつけて作っています。
程良い握り心地で、ついつい肩や足をたたいて体をほぐされる方が多数・・・(笑)
自宅でも行えるように、このような説明書も作っています。


運動する習慣を身につけて、元気な体をつくっていきましょう。
理学療法士K
2011年6月9日木曜日
姿勢と介助 2
こんにちは.PT Yです.
前回お話させて頂いた姿勢と介助について・・・
続きをお話させて頂きたいと思います.
詳しくは 「姿勢と介助1」 をご参照下さい.
安全に介助を行うためには・・・
↓
介助者の姿勢が安定していることが大切!!
↓
姿勢を安定させるためには・・・
1.重心の高さ
2.支持面の広さ
3.支持面の中での重心の位置 の3つの要素が必要と考えられています.
1について・・・
重心は,立っている時では,だいたい体の真ん中・おへその下辺りにあります.
棒立ちよりは,少し膝や股関節を曲げて,腰を落とすように,重心を低く保つことで安定します.
2について・・・
支持面とは,立っている場合では,足の裏が地面に設置している面積のことを意味しますが,その広さが広いほど安定します.
(広すぎると逆に不安定なこともありますが…)
例えば,鉛筆と海苔の筒・・・
この2つの場合,どちらが安定するでしょうか??
海苔の筒の方が安定しませんか?この場合,海苔の底の方が面積が広いので,机等の面と接触している範囲が広く,安定するためと考えられています.
そこで人間の体に置き換えて考えてみましょう.
まず,両足の内側をくっつけて立った場合の足底面の面積です.

次に,両足を肩幅に開いた立位です.

2つの図を見比べた場合どうでしょうか…?
肩幅程度に開いた立位の方が,支持面の面積は広くありませんか?
鉛筆と海苔の筒の話に照らし合わせて考えると…
足の内側をくっつけて立つよりも,肩幅くらいに開いた立位の方が安定します.
3について・・・
支持面の中での重心の位置
重心の位置は,中心にあるほど姿勢は安定すると言われています.
人間の体とは少し離れますが…
お盆にコップを乗せて運ぶ時を想像してみて下さい.
コップを中心に乗せて運ぶ時と,お盆の端に乗せて運ぶ時…
中心に乗せて運ぶ方が安定し,運びやすくありませんか?
このように,物(身体)の重心は,中心にあるほど安定します.
このような要素は,介助の場面だけでなく,日常生活を送る上での姿勢や,重たい物を持ったり動かしたりするような場面でも同じです.
ご自身の体を守るためにも,少し意識してみて下さい!!
皆さんが,少しでも楽に動作や介助を行って頂けるよう,このブログ内でも少しずつお話させて頂けたらと思います.
今後とも,よろしくお願いします!!
PTYでした.
前回お話させて頂いた姿勢と介助について・・・
続きをお話させて頂きたいと思います.
詳しくは 「姿勢と介助1」 をご参照下さい.
安全に介助を行うためには・・・
↓
介助者の姿勢が安定していることが大切!!
↓
姿勢を安定させるためには・・・
1.重心の高さ
2.支持面の広さ
3.支持面の中での重心の位置 の3つの要素が必要と考えられています.
1について・・・
重心は,立っている時では,だいたい体の真ん中・おへその下辺りにあります.
棒立ちよりは,少し膝や股関節を曲げて,腰を落とすように,重心を低く保つことで安定します.
2について・・・
支持面とは,立っている場合では,足の裏が地面に設置している面積のことを意味しますが,その広さが広いほど安定します.
(広すぎると逆に不安定なこともありますが…)
例えば,鉛筆と海苔の筒・・・
この2つの場合,どちらが安定するでしょうか??
海苔の筒の方が安定しませんか?この場合,海苔の底の方が面積が広いので,机等の面と接触している範囲が広く,安定するためと考えられています.
そこで人間の体に置き換えて考えてみましょう.
まず,両足の内側をくっつけて立った場合の足底面の面積です.
次に,両足を肩幅に開いた立位です.
2つの図を見比べた場合どうでしょうか…?
肩幅程度に開いた立位の方が,支持面の面積は広くありませんか?
鉛筆と海苔の筒の話に照らし合わせて考えると…
足の内側をくっつけて立つよりも,肩幅くらいに開いた立位の方が安定します.
3について・・・
支持面の中での重心の位置
重心の位置は,中心にあるほど姿勢は安定すると言われています.
人間の体とは少し離れますが…
お盆にコップを乗せて運ぶ時を想像してみて下さい.
コップを中心に乗せて運ぶ時と,お盆の端に乗せて運ぶ時…
中心に乗せて運ぶ方が安定し,運びやすくありませんか?
このように,物(身体)の重心は,中心にあるほど安定します.
このような要素は,介助の場面だけでなく,日常生活を送る上での姿勢や,重たい物を持ったり動かしたりするような場面でも同じです.
ご自身の体を守るためにも,少し意識してみて下さい!!
皆さんが,少しでも楽に動作や介助を行って頂けるよう,このブログ内でも少しずつお話させて頂けたらと思います.
今後とも,よろしくお願いします!!
PTYでした.
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