2009年10月11日日曜日

ノーマライゼーション

先日、新聞で「介助犬」について特集がされていました。非常に興味深かったのでここで紹介したいと思います♪♪

私たち、理学療法士&作業療法士&言語聴覚士は身体や言語に障害のある方と、心身機能やコミュニケーション機能の回復とともによりより生活を過ごしていけるように日々患者様とリハビリテーションに励んでいます。

私自身も最近知ったことではありますが、介助犬の育成に最近は私たちの同業者が関わるようになってきているとのことです。
『介助犬に関わる』ということは、犬以上に『障がい者に関わる』事。
介助犬のトレーニングが終わっても、障がい者の方にそれを教え、その後の生活でもフォローアップし続けることが求められます。

私たちの仕事はその身体障害をもった方との関わりですので、こういう分野で関わっている同業者がいるのも考えてみれば納得です!(^^)

ところで、みなさん。
介助犬がどれくらいいるか想像つきますか??
(09年8月1日現在)
認定された介助犬は全国でわずか50頭
一方、全国で介助犬を必要とする人は約1万5000人
たった50頭・・・どんだけ介助犬が足りていないか、数字でも明らかですね。
使用者と介助犬のペアが1組誕生するまでにかかる費用は約300万~500万円
訓練犬のうち認定まで到達できるのは約3割とのことです。


テレビや新聞以外で介助犬を目にしたのは私は人生で一度だけです。
町中で目にすることさえも、もしかしたら非常に珍しいことなのかもしれませんね。

街で介助犬を見かけたら?
使用者が明らかに困っている時以外は「温かい無視を」
犬が「介助犬」と書かれたケープを着けている時は「仕事中」のサインなので、触れたり、話しかけたりすることはやめましょうと。
人間同様、動物も集中しているときは気が散り失敗も増えますもんね。

今年度、愛知県に介助犬と訓練士を養成する全国初の専門訓練施設「シンシアの丘」が完成したそうです。
今後ますます重要な使命を担うであろう介助犬が一頭でも多く誕生することでしょう。

高齢の人も若者も、赤ちゃんや子供も、子育て中の人もハンディキャップがある人も、誰もがみんな普通に暮らしていけるような社会になることを願っています。

理学療法士K