2009年5月28日木曜日

カンファレンス&勉強会

田中外科では、毎月定期的に外来患者様のカンファレンス(症例検討会)を行っています。

カンファレンスは、各専門職(田中外科では、医師・看護師・療法士などですね)が、各患者様に対してお互いの情報や知識を提案して、患者様の問題点やゴールを共有することで、治療方針を確認し連携をとりながら治療にあたるために実施しています。

普段別々の場所で患者さまに接している、医師や療法士が情報を共有するための大切な場です。
  
レントゲンと文献をみながら検討中


そしてもうひとつ!
カンファレンスだけではなく、患者さまにより良いリハビリを提供するために知識を向上しましょう!
ということで,今月から院長とセラピストのリハビリ勉強会がはじまりました.

記念すべき第1回のテーマは,CRPS(complex regional pain syndrome 日本語訳は「複合性局所疼痛症候群」)についてです.

あまり聞き覚えのない名前かと思うのですが、骨折や捻挫や打撲などのあとに起こり、痛みや腫れの症状を伴う症候群です。手首や指の外傷の方によくみられます。
CRPSは、いまだにその発生機序、治療法が確立していませんが、治療には薬物療法、リハビリや交代浴などが有効とされています。
治療法は症例によっても、病期によっても異なるため、きっちりと状態把握をさせていただき、個々の状態に応じた治療を提供していく必要があります。 

色んな状況に対応できる知識を蓄積していかないといけませんね。
今後、勉強会でもリハビリの知識の幅を広げていきたいと思います。

勉強会の様子です。

院長がスライドを作成してくれました。


作業療法士Yさんがリハ内容を説明してくれています。

この勉強会は毎月1回、テーマを決めて実施していきます。
次回は、膝のスポーツ障害です。