もうすぐ8月です.暑い日が続いていますが,体調は崩していませんか?.
今年は,節電対策もあり 「熱中症には気をつけましょう」 という言葉を耳にすることが多いです.
熱中症対策(熱中症対策について…)では 「水分をしっかり取りましょう!」 と言われます.
では,どんな風に水分をとればいいのでしょうか?
喉が渇いたと思った時に,たくさん水分を摂ればいいのでしょうか?
どのタイミングで?どのくらい摂ればいいのか?なかなか難しいですよね.
まず,私たちは
「1日にどのくらいの量の水分が必要なんでしょうか?」
1日に人間の体から出る水分は,2,000~2,500ml程度.
飲料水として必要なのは1日約800~1,300mlになります.
※運動時は,排出量(発汗)も増えるので,それに応じて摂取量も増やす必要があります.
必要な水分量がわかったところで,次に…
「どんな風に水分を補給すればいいのでしょう?」
タイミング?
のどが渇いたと感じる前に!
水分補給は,一度にたくさん飲まず(吸収されず排出されてしまうため),200ml程度をこまめに摂るようにしましょう.
いつ?
寝起きや就寝時,食事時,食事と食事の間に200ml程度ずつ摂取することで,1日の最低必要分摂取できます.
発汗の多い,運動前後や入浴前後にも摂るようにしましょう.
どんなものを?
基本的には水かお茶.
※運動でたくさん汗をかいた時には,スポーツ飲料のような塩分や糖分の含まれたものが,吸収を速めます.
体内の水分量が減って,引き起こされるのは熱中症だけではありません.
水分が減ることで,血液がドロドロになると,血流が悪くなり,血管が詰まりやすく心臓にも負担をかけることになってしまいます.
トイレに行く回数が増えるからと,水分を制限する方もいらっしゃいますが,体内の水分が欠乏しないよう一定の水分補給を心がけて下さい.
※注意
腎機能や心機能に問題があり,水分を制限されている方は,医師の診断に従うようにして下さい.
PT K