2009年3月26日木曜日

アイスマッサージ





嚥下障害や発音の障害などがある方に行うアイスマッサージは2種類あります。1つめは,のどのアイスマッサージです.これは,凍らせた綿棒で口腔内から舌の付け根など、さらに必要に応じて咽頭部を刺激したあと、空嚥下(ゴックン)をしてもらう方法です。嚥下の基礎訓練や食事前の訓練、さらに食事中に嚥下(ゴックン)がなかなか出来ないときにも有効で、広く使用されています.

2つめは,唾液腺上皮のアイスマッサージです.これは,よだれが多い方に行います。寒冷刺激器(写真参照)を用いて耳下腺や顎下腺(がくかせん)、舌下腺上の皮膚を少し赤くなるまでマッサージする方法で、唾液を減少させる効果があるといわれています。1回10分を目安に、毎食前に行うことが望ましいです.



当院でも,流涎(よだれがながれること)が気になる方に,寒冷刺激器を用いた唾液腺上皮のアイスマッサージを実施しています.発音,嚥下の回復と共によだれの減少・消失を目指して,これからも有効だと思われる方法はどんどん取り入れていきたいです.

2009年3月19日木曜日

大盛況\(^o^)/第1回高次脳機能障害講習会




3月18日午後6時過ぎより市内の介護保険事業所関係の皆様をお招きして,
第1回高次脳機能障害講習会が行われました.


50名以上の方々のご参加があり,「高次脳機能障害」に対する関心の高さに驚きましたが,
それよりも何よりも,当院リハビリ科スタッフで本講習会講師の柳川OTの講義が
実に分かりやすい(^^♪


さすが,普段学生に対して教えているだけのことがあり,疾患・解剖・機能レベルの話しから具体的な関わり方まで,丁寧に解説されていました.
学生にはこういう療法士になってほしいという思いが,転じて今講義ではこういう生活援助者になってほしいという思いがよく伝わってくる内容だったと思いました.
実際,当デイケアスタッフのABさんは,良かったよく分かったと(#^.^#)な顔していましたし,訪問リハでお世話になっているケアマネ様からは,いま自分が担当している方の状態をよく想像できながら話が聞けたのでとても参考になったと話していました.
次回以降は各論的なより分かりやすい講義になるかと思われますので,私も楽しみにしております.
次回第2回は6月に開催予定です(^^♪
By 訪問リハ療法士 N

2009年3月9日月曜日

目標達成!!

昨年、私がリハビリスタッフに対し注文した事。
  1. まず当院リハ発足の原点となった通所リハにおいてケアプランのあがっている利用者さま全員に特に体調不良等が無い限りは質の高いリハビリを提供し少しでも利用者様のADLをあげる。
  2. PT,OT,STとリハスタッフが充実してきたので大病院に負けない質で外来の患者様に対して運動器リハビリだけで無く脳血管リハを提供する。
  3. 訪問リハビリを充実させる。
と言う3点。 それに対しスタッフは自分たちに高い目標ノルマを決めて運営、実務、新分野の取り組み、勉強と一年間頑張ってくれました。
そのおかげで高い位置においた目標設定を見事年内でクリアしてしまいました。

ノルマ達成した時にはみんなで乾杯!と約束していたイタ飯屋での食事会が催されました。



本当に楽しいお酒でした。 

まだ歴史がないので試行錯誤のなか沢山の書類作成や勉強会参加の努力に対し、狭いリハビリ室に限られた設備、オンボロの訪問スクーター・・・。本当に感謝です。

今後も今に満足せず、質の高いリハビリを目指して頑張って行きましょう!  そして当院のモットーである固定概念にとらわれず自由な発想でシステムを構築、仲間も増やしていきましょう!

(感謝!!)

By 院長





2009年3月1日日曜日

国家試験

今日は、理学療法士・作業療法士国家試験がありました。

リハビリ中に、患者様から、
「理学療法士ってどうやってなるの?」
「学校で勉強したの?」
と、聞かれることがあります。

理学療法士・作業療法士になるためには、まず専門の養成機関(四年制大学、三年制短期大学、三年制・四年制専門学校)に通わなければなりません。
現在、全国に200校以上の養成校があります。
(興味のあるかたは下記をご覧ください。)

理学療法士養成校一覧 作業療法士養成校一覧

卒業後、年に一回3月に行われる国家試験の受験資格が得られます。
国家試験に合格後、免許を取得できます。

免許を取得後、やっと療法士として働くことができるのです。


4月には、またたくさんの新人療法士が生まれます。
私も、初心にかえって新しいことを勉強、吸収していこうと思います。