相談を受けました。
その方は股関節・膝関節が曲がりづらいので、元々ソックスエイドを使用されています。
ソックスエイドは腰や股関節、膝関節等が曲がりづらく、足先に手が届かずに靴下がはけない時に使用する自助具のことです。
市販で購入できますが、身近にあるものでも簡単に作成することができます。
一般的な靴下はソックスエイドを使用して難なく着用されていましたが、5本指ソックスとなると足趾の動きも伴うために、それぞれの指を靴下に入れるのがなかなか大変です。
そこで、ふたりで相談しながら五本指ソックス用のソックスエイドを制作してみました。
まずは一般的な形で作成します。
ファイル、紐、型紙を用意します。(ファイル・紐は100均です)
型に合わせて切り取ります。
パンチで紐を通す部分に穴をあけ、紐を通します。
使用する五本指ソックスに合わせて形を整えます。
ソックスエイドに靴下を通します。
足を入れて、紐を引っ張ります。
親指~中指は入りましたが、その他は難しかったのでリーチャーを使用して調整しました。
ちなみに、リーチャーはハンガーを伸ばして先端をビニールテープで保護して作成しました。
履けるようにはなりましたが、時間がかかるのでまだまだ改良・練習は必要です。
「実用的に使えるまで頑張ります」と前向きに取り組まれています。
自助具は用途によって多岐にわたり、本やインターネットでも様々な手作り自助具が紹介されているので、試作してみるのもいいですね。
訪問リハ 平田