2012年1月17日火曜日
リハボ通信07
新年を迎えたリハボのデイルームには、この辰の絵が壁に飾られています。
季節イベント、“共同作業活動”として、先月12月、ご利用者様全員で作った「ちぎり絵」です。
サイズはA4サイズ9枚分
今年の干支「龍」を真ん中に、富士山や太陽。
それぞれの絵に型抜きした真っ白な図絵に、1円玉サイズの花型や葉っぱ型の切り絵を重ね重ね貼りつけてます。
季節イベントとして今回行った“共同作業活動”は、リハボでは久々の取り組みです。
そして、今回中心になって動いたスタッフのKさんもまた、一からの準備段階から担当するのは初めてでした。テーマ決めから準備、実際の取り組みまで試行錯誤の連続でした。
ご利用者様は様々です。
得意な人や不得意な人、手先が不自由な人、中々集中して物事に取り組むことができない方。
みなさん個性豊かで、もちろん性格も様々です。
ご利用者様一人一人の顔を思い浮かべながら、全員が参加でき、楽しんで取り組んで頂けるように…
そう思いながら、たくさんのスタッフに助言を貰って準備を進めてきました。
そして出来上がったこの素晴らしい絵。
ご利用者様は楽しく取り組んで頂けたようで、「またやりたい!」と言った声をたくさん頂戴しました。
一つひとつの切り絵は小さく、最初こそ扱いづらそうでしたが、皆さん次第に慣れた手つきで次々貼りつけ、絵を作り上げておられました。
始めの方は自分から進んで取り組まれていなかったご利用者様が自ら紙を手にとり、配色も考えながら貼っていっていたり、
普段は控え目な方が皆を引っ張っていったり、自然と利用者様通しで役割分担をされていたり…
作品作りを通して、普段とは違う姿をたくさん見させて頂き、たくさんの笑顔を私たちスタッフは貰いました。
私たちリハ職は、症状や生活環境に応じて、一人一人に合ったリハビリプログラムを作成しています。
どんな事が困っているか、何を治したいか、どのような生活を送っていきたいか…
そんな思いを共有ながら、皆様の身体機能の改善を後押しし、生活をサポートさせて頂きます。
本年もよろしくお願いします。
理学療法士K