2009年10月29日木曜日

本日のレクリエーション

秋晴れの良い天気です.





今月,STの担当するレクは,


秋の歌をメインにおいて,


書字(書写)・歌唱・音読などを中心に行なっています.





本日は,『紅葉』の歌にちなんだ,


『紅葉』の塗り絵をしていただく予定です.


書字や塗り絵もちょっと・・・といった利用者さんがいらっしゃいます.


その方は,いつも,熱心に,テーブルに置く,


紙箱を折って下さっています.


そんな利用者さんのために,


’折る’といった作業も付加してみました.


そんなステキな素材を提供してくださるサイトはないか・・・と,


探したところ,





塗り絵付きの箸袋を提供して下さっているサイトさんが!







SPHEREさん.
http://park1.wakwak.com/~sphere/color/index.html

ステキな素材をありがとうございました!

2009年10月19日月曜日

アンウェイシステム体験その②

少し間延びしてしまいました(どうも申し訳ございませんm(_ _)m)

酒井医療主催「歩行リハビリテーションセミナー2009」より,
「可動式免可装置アンウェイシステム」のリハビリテーション効果とは・・・
【アンウェイシステムの根拠理論・原理】
講義によりますと,
★誘発される歩行様筋活動はステッピング時に下肢に加わる荷重や股関節からの求心性入力に強く依存する.
①療法士等の介入による受動的・半受動的ステッピング(歩行練習)によって歩行周期に応じた求心性入力が喚起される.
②求心性入力は脊髄のCPG;Central Pattern Generator;中枢パターン発生器を形成する神経回路を介して運動出力=歩行様筋活動を誘発する.
③求心性入力を繰り返すことでシナプス伝達特性が強化される.(運動学習)
④CPGからの出力を誘発するためには,股関節周囲の感覚入力と,荷重に関連した感覚入力が最低限必要となる.
ということだそうです.
僕には次の2点についてこの「アンウェイシステム」が非常に興味深く感じられました.
1点目:まず改めて感心した事がありました.講義中の映像で,片麻痺患者を従来通り療法士が介助して平行棒や杖で歩行練習している様子がありました.筋活動はモニタリングされているのですが,従来から療法士が行うこの種の歩行練習中に,麻痺している下肢に対してしっかりと筋活動を誘発させていることが筋電図的に確認されました.諸先輩方から教わり僕自身も今でも行っている様な介助歩行練習については有効であったと改めて思うことができました.
しかし,この種の介助歩行練習については,療法士の経験の差・患者の麻痺等状態による介助量の差等があり,療法士が持てる身体操作等手技を駆使しても,患者を転倒させないようにすることに注意が偏ることもあるのです.それにより歩行練習(頻度・内容)としては非効率な時もあります.
この問題について「アンウェイシステム」は,患者の身体を支え・転倒させないという注意を軽減し,麻痺側下肢の誘導介助に注意を集中でき,かつ更なる工夫・試行も行いやすい歩行練習環境になる可能性が大いにあるシステムみたいです.
2点目:今セミナーで僕は初めてCPG;中枢パターン発生器について知ったのですが,この神経機構について非常に興味深く感じられました.恥ずかしながら,このCPGについては未だ上手く説明することができませんが,CPGとは,脊髄内にあり・歩行,咀しゃく等意識せずに反復できる運動に関与し・脊髄反射とは違う神経機構であり・人の運動に密接に関与している脳幹,小脳と密に連携している神経機構だそうです.
このCPGを賦活することにより,麻痺等による同時収縮的な筋活動を正常な規則正しい筋活動に改善することができるらしいのです.
そして,CPGを賦活できる環境の一つが,体重免荷環境であり,それを歩行に関する治療に応用したのが「アンウェイシステム」のようなBody Weght Support Treadmil Training;BWSTTみたいです.
【歩行リハビリテーション効果】
「例:片麻痺患者に対する効果」
★麻痺側下肢の単脚立脚時間の増加★麻痺側-非麻痺側の対称性の改善★足関節底屈筋の歩行時の痙性減少★下腿筋を規則的な活動パターンに戻す
今セミナーの講師である京都大学の市橋先生などによると,「アンウェイシステム」のようなBWSTTは,
根拠理論=CGP,運動学習   エビデンスあり
トレーニング効果=様々な疾患に対して検証されている途上.
            エビデンスは?だが,可能性は大.
            至適な免荷量・速度・頻度・適応疾患について事例を積み重ねることが必要.
            BWSTT中の療法士のアプローチが重要.
と,まとめられていました.
また,何回か繰り返してお話されていたことは,シンプルだが,歩行の回復は歩行の機会・頻度を増やすことがやはり有効であるとの事でした.
その点からも「アンウェイシステム」はその理に適う安全で,有効な治療手段になり得るという話でした.
もし,自分が使えるのであれば僕個人的には,パーキンソン様の方やと脊髄小脳変性症様の方のリハビリに使用してみたいと思いました.
by 訪問リハ療法士N

2009年10月11日日曜日

ノーマライゼーション

先日、新聞で「介助犬」について特集がされていました。非常に興味深かったのでここで紹介したいと思います♪♪

私たち、理学療法士&作業療法士&言語聴覚士は身体や言語に障害のある方と、心身機能やコミュニケーション機能の回復とともによりより生活を過ごしていけるように日々患者様とリハビリテーションに励んでいます。

私自身も最近知ったことではありますが、介助犬の育成に最近は私たちの同業者が関わるようになってきているとのことです。
『介助犬に関わる』ということは、犬以上に『障がい者に関わる』事。
介助犬のトレーニングが終わっても、障がい者の方にそれを教え、その後の生活でもフォローアップし続けることが求められます。

私たちの仕事はその身体障害をもった方との関わりですので、こういう分野で関わっている同業者がいるのも考えてみれば納得です!(^^)

ところで、みなさん。
介助犬がどれくらいいるか想像つきますか??
(09年8月1日現在)
認定された介助犬は全国でわずか50頭
一方、全国で介助犬を必要とする人は約1万5000人
たった50頭・・・どんだけ介助犬が足りていないか、数字でも明らかですね。
使用者と介助犬のペアが1組誕生するまでにかかる費用は約300万~500万円
訓練犬のうち認定まで到達できるのは約3割とのことです。


テレビや新聞以外で介助犬を目にしたのは私は人生で一度だけです。
町中で目にすることさえも、もしかしたら非常に珍しいことなのかもしれませんね。

街で介助犬を見かけたら?
使用者が明らかに困っている時以外は「温かい無視を」
犬が「介助犬」と書かれたケープを着けている時は「仕事中」のサインなので、触れたり、話しかけたりすることはやめましょうと。
人間同様、動物も集中しているときは気が散り失敗も増えますもんね。

今年度、愛知県に介助犬と訓練士を養成する全国初の専門訓練施設「シンシアの丘」が完成したそうです。
今後ますます重要な使命を担うであろう介助犬が一頭でも多く誕生することでしょう。

高齢の人も若者も、赤ちゃんや子供も、子育て中の人もハンディキャップがある人も、誰もがみんな普通に暮らしていけるような社会になることを願っています。

理学療法士K

2009年10月6日火曜日

言語聴覚士の”t”です.

はじめまして,10月1日から週3回勤務で採用となった”t”と申します.

言語聴覚士です.

コミュニケーションやお食事の飲み込みに問題のある方に対して,
アプローチをする職種です.

いつまでも,楽しくお話ししながらお食事ができるよう,
サポートしたいと思っています.
楽しく,明るく,毎日を過ごしたいですね.

どうか,よろしくお願いいたします.